サマーカットについて①
季節は冬ですが…
夏が近づき気温が高くなってくると、愛犬をサマーカットにする
飼い主さんも多いのではないでしょうか?
「暑そうだから」ということでサマーカットのご要望が増えます。
今回は身近なサマーカットのリスクについてです✓
「サマーカット」の定義が曖昧で、人によってまちまちなので
ここでは地肌が見えるくらいツルツルにバリカン等でカットすることとしてお読みください。
見た目が涼しげで、お手入れもしやすいサマーカット
しかしリスクも多いのです…
そもそも被毛の役割とは?
・デリケートな皮膚を守るため
以前ブログでお伝えしたように、犬の皮膚はとても薄くデリケート(表皮は人間の1/3の薄さ)。
外の環境には、紫外線、乾燥、化学物質など過剰に接すると体に害を与える恐れのある要因が数多く存在しています。
こうした有害な要因から体を守る為に被毛があります!
・体温調節や感覚器としての機能
リスク①
夏場に気をつけたい紫外線
適度な紫外線を受けることには、皮膚や被毛の殺菌作用、皮膚のビタミンD合成促進作用といったメリットもあります。
しかし過度の紫外線にさらされると、メラニン色素の沈着、皮膚炎、発がん物質の増加などデメリットが多くなってしまうのです
フケや痒みの原因にもなりえます。
毛の黒いわんちゃん…
黒い被毛が日光を吸収して高温になりやすいので熱中症に注意!
毛の白いわんちゃん…
メラニン色素が少なくて紫外線をブロックしにくいのでお洋服を着たりするなど対策を!
☆実は涼しくない!?
暑さ対策で夏場だけサマーカットにしているわんちゃんも多いかもしれません。
しかし直射日光の下では逆に暑くなってしまうかも…
毛がある所と毛刈りしたサーモグラフィの画像です。
夏場であっても毛の長さがあった方が、犬は涼しいというデータもあります。
髪の毛が生えている人と、丸坊主にしている人、どちらが紫外線の影響を受けやすく暑いと思いますか?
高校球児が帽子を被るように、わんちゃんにとって被毛は必要なものです。
短くするのであればお散歩に行くとき、夏用のお洋服を着用するなど紫外線対策をしてあげましょう♪
(画像引用元:ペットケアサロンARIA)
しかし上の画像のように洋服を着ていない所は日焼けして皮膚が黒ずんでしまうことがあります。
地肌が見えないほどの長さは残しておくと良いです◎
基本的にはしっかりシャンプー&ドライをして不要な抜け毛を処理するだけで十分ですよ!
\うちのこはお外に出ないし、クーラーの効いた部屋にいるから大丈夫/
体温調節機能を担っている毛がないことにより寒がるこも少なくはありません。
お腹を壊したり体調不良になる小型犬さんもいます。
直接風が当たらないようにしたり工夫してあげてくださいね♪
②へ続く…